2018.04.19
今回宮崎で合宿を行っていただいたマカオナショナルチームの安藤様のレポートをご紹介します。
キャンプスケジュール
移動:今回はマカオから香港へ船で移動、香港ー鹿児島を飛行機、鹿児島からバスで宮崎入りしました。
鹿児島空港は最近アジア路線に力を入れており宮崎に比べ便数が多いです。
練習環境
スイム:今回は歓鯨館を利用しました。ペースクロックもあり泳ぎやすいプールで選手のレベルアップもできました。
今回は初の合宿で予算の組み方で迷いレーンも4レーンしか使えませんでしたが、次回は予算を多めに組みプール貸切、ジム、お風呂の利用もできればと思いました。
プールまでは車で送迎しスイム後はランでホテルまでジョグで帰るとちょうどよい距離9kmくらいでよかったです。
朝食の時間とのタイミング上、朝6時からの利用ができればちょうどよいです。8時から10時ですと朝食後にプール行くことになり、
帰ってくると11時で昼食には少し早すぎ選手が食事のタイミングで困りました。
あとこのシーズンは50mプールが開いていないので、もし50mプールの選択もできればベストだと思います。
バイク:バイクは緩やかなアップダウンの続く道より普段マカオではできない30分から1時間登りっぱなしの道を選択しました。
緩やかなアップダウンですと勢いで登れてしまうのでできれれば赤筋を使いエンデュランスな脚力強化(ベース作り)のために椿山や鰐塚山を使いました。
椿山はだいたい20分、鰐塚は1時間登りっぱなしのコースです。バイクは思ったより充実したコースを使えました。メインは椿山峠でそのまま27号を下って28号に繋がる道で展望台へ。もう1つのコースは269号線から鰐塚山へあがるコース。
バイクでホテルから市街を通過するのが心配でしたが思ったほど車も多くなく清武まで出てしまえばそこからは走りやすかったです。
総合運動公園のバンクも使わせてもらいましたが、やはりマカオチームは慣れていないのでパフォーマンス強化するレベルの練習にいくまで走りこなせませんでした。しかし、みんな初めての経験で喜んでいました。(山のコースも景観が綺麗で九十九折の山道はマカオにはないので気に入っていました)
清武や総合運動公園方面は距離にすると15kmしかないので信号のないバイクロードがあれば30分ほどでいけると思います。(現在は信号や迂回があるので1時間くらいかかります。)
ラン:ランは総合運動公園の400トラック、クロカンコース、シーガイアのランニングロード。400トラックは予約をしても貸切ではないので一回高校陸上部とバッティングしてしまい気を使いました。
クロカンコースは100mおきに距離表示がありとてもよかったです。
今回は2kmコースのみの使用でしたが、は2km、3km、各100m毎表示を使っていろんなバリエーションのメニューが組めると思います。問題はシーガイアから少し距離があることです。
バイクで行くと1時間かかります。車で高速を使って行ってもいいですが、バイクに乗ってからのランというふうに考えると行きのバイクはいいですが、ランを終えてホテルまで15kmを1時間かけて帰るのが選手はしんどそうでした。
シーガイア内のランニングコースもアスファルトに見えてクッション性のある路面でよかったです。
3kmくらいで行って折り返すようなFartlekのような練習ではいいですが中長距離のペース走になったときに外周で一番長いコース9.5kmのコースは、途中で一旦一般道に渡るポイントが3箇所あるのでランニングロードのまま9.5kmが走れればもっと良いと思います。
生活環境
食事:ラグゼ一ツ葉で3食付きのプランにしてもらい大変助かりました。
マカオはチームはいつも10人ほどで普段遠征ではひどいときで1日に8時間食事に費やします。
朝食2時間、昼食3時間、夕食3時間。まずレストランに移動、どこで食べるかまとまらない、店が決まると何を食べるか、10人分のオーダーを通訳しながらまとめる、そして10人もいるのでまず料理がでてくるのに時間がかかります。そうするとホテルを出てから帰ってくるまで3時間かかるんです。3食付きだと30分で終わりました。マカオ人は日本人と違った食文化もありますがホテルの食事部門の方の協力でその都度アレンジしてもらったのも助かりました。
客室:部屋については全然下調べしていませんでしたので部屋に入ってびっくりしました。
すごい広い部屋でしかも各部屋に洗濯機もありスポーツ選手には大変助かるアイテムです。今回は初の合宿で予算の組み方がわかりませんでしたが、
次回は多めの予算でラグゼ内のジム、プールも利用したいと思います。
その他:マカオ人はイオンが好きなので近くにイオンがあるのが助かります。
3日トレーニングの1日オフというなかで、オフ日にはみんなイオンに行ってリラックスしてました。
次回合宿予定:宮崎キャンプはもし次回実現するのであれば春のシーズンになると思います。
マカオチームは毎年今日正月時に合宿の予定を組みますが、1月、2月が旧正月になった際はまだ少し寒いので旧正月後に選手が休みを取れるかどうかが問題です。
(マカオチームはみんな仕事もっています)